会長・社長あいさつ

鹿児島県大隅半島にある鹿屋市。桜島由来の地の利を生かし、古くからさつま芋の栽培が盛んです。遠く対岸の指宿市・開聞岳を望む一望千里の畑を中心に、さつま芋の生産、加工、販売を行っています。当社は昭和の終わり頃、焼酎を販売する万屋(よろずや)として産声をあげました。

さまざまなご縁により、現在は主に紅はるかを栽培し、国内はもとより、タイ・シンガポール・マレーシアなどに輸出し国境を越えて愛されています。製菓用などの黄金千貫の栽培や、紅はるかを使った加工品の開発も行っています。

一説によると、英語の文化や教養を意味するカルチャーは、ラテン語の「耕す」に由来するそうです。土を耕すことが転じて、心を耕すという意味を持ち、文化・教養になったのだと。芋を育てつつ思うのは、芋づくりは人づくりに似ていると。手間暇をかけたやわらかな畑は、素直でおいしい芋が育ちます。人にもあたたかな心を持って愛情をかければ、個性を発揮し、のびやかに育っていくのではないかと。そう芋に教えられたような気がします。

若く情熱のあるスタッフと畑で汗しながら見上げる青空の清々しさ。天地の恵みを受けたおいしいさつま芋を通じて、たくさんの笑顔に出会えたらうれしいかぎりです。
これからも、皆様と積み上げた信頼を宝に、芋の可能性を信じ精進して参ります。

取締役会長 南橋茂  
代表取締役 矢羽田竜作

「おいしさ快晴 芋の空」の由来

「おいしいね」と笑顔が晴れるようなおいしいさつま芋を、若い力を結集し日々はつらつと励んでいます。お天道様に見守られながら、地中でたくましく根を張り、自然の恵みを素直に吸収する芋。その実りを育む、空も地上も地中もすべてが私たちの働くフィールドであると、「おいしさ快晴『芋の空』」と名付けました。

ブランドマークコンセプト

さつま芋が天地の恵みであることを象徴しています。元気よく伸びる蔓と葉、おいしく実るさつま芋が、今後ますます国内外で食されるように願い、幅広い方々に愛される郷愁モダンなデザインを施しました。雲に描かれているのは創業者の現会長・南橋茂。芋と人を心底愛する想いを胸に、感謝と敬愛をマークに込めました。

 

 

会社概要

会社名
有限会社南橋商事

設立
平成4年5月

資本金
2,000万円

従業員数
25名

事業内容
さつま芋生産・加工・販売(卸・小売)

栽培面積
自社生産/約6ヘクタール 
契約栽培/約120ヘクタール

さつま芋の仕入れ先
鹿児島県、宮崎県

年間取扱量
約4,600t(令和4年度)

主な取引銀行
鹿児島興業信用組合/農林中央金庫/南日本銀行/ 日本政策金融公庫/鹿児島きもつき農業協同組合

沿革

1976年
現会長・南橋茂が有限会社南橋商店を設立
主に焼酎・製菓用の甘藷、馬鈴薯を生産・販売

1988年
工場 兼 事務所新設

1992年05月
有限会社南橋商事を設立 資本金300万円

2010年03月
自社農園の生産を紅さつま・黄金千貫からべにはるか中心に転換

2015年11月
ふるさと鹿屋応援寄付金(ふるさと納税)返礼品取扱事業者認定

2016年07月
代表取締役交代 矢羽田竜作が代表取締役に就任

2017年10月
資本金2,000万円に増資
(一部アグリビジネス投資育成株式会社出資)

2018年03月
600t貯蔵施設、100tキュアリング貯蔵施設、事務所、加工場新設

2021年10月
第2貯蔵庫・キュアリング施設新設